株式会社電通デジタルと株式会社電通は、LINE公式アカウントでAIチャットボットを活用し、顧客との会話をより自然な会話へと高度化することで、顧客一人ひとりに寄り添った1to1コミュニケーションを可能にする「Kiku-Hana for LINE」を企業向けに提供開始した。
電通が2018年に独自開発したAI自然対話エンジン「Kiku-Hana」は、自然言語解析や理解、推論などに最適な論理型プログラミング言語AZ-Prologを採用し、これまで難しいとされてきた「日本語の意味」を解析することで、少ない学習量でもユーザーが求める人間的な会話、情報提供を可能にする。
同サービスは、Kiku-HanaとLINE株式会社が提供するMessaging APIを活用し、電通デジタルが開発した、チャットコマースやデザイン性の高いメッセージ表現、データに基づいたセグメント配信などLINE公式アカウントに様々な機能を追加できるサービス「BOT BOOSTaR」と連携することで、LINE公式アカウント上におけるより高度な顧客コミュニケーションの設計・実装が可能となった。
例えば、顧客一人ひとりとの自然対話が可能になるほか、その自然対話にあわせてチャットコマースに誘導する機能や、顧客の属性や対話の内容を分析し顧客の嗜好に合った複数のコンテンツをセグメント配信するなど、自然対話をきっかけとした1to1のマーケティング活動が可能になる。
また、2021年7月26日に電通がリリースした、AIチャットボットによる対話形式で生活者インサイトを自動で深堀りする調査ソリューション「Smart Interviewer(β版)」機能も同サービスで活用することができる。これにより、LINE公式アカウントの顧客を対象にしたマーケティング調査や、AIチャットボットによる顧客一人ひとりのニーズの深掘り、その深掘りしたニーズにあわせたメッセージ返答やレコメンドなど、CRM領域での応用が期待される。
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