様々な産地から出荷される青果物は、商品コードやSKUによる管理がされておらず、他の一般的な商品では可能な物流・販売の情報管理が難しいとされている。
また、価格変動が大きいため最適化が難しいといったことや、保管期間が短く在庫管理が容易でないなどの特性もあり、青果物のサプライチェーンマネジメントのDXにはハードルがあるという。
そうした中、株式会社DATAFLUCTは、青果物の生産・流通・販売に関するデータを統合し、小売バイヤー業務を最適化する「Fresus(フレサス)」β版の事前登録を、2022年5月11日より開始する。
「Fresus」β版では、各市場での青果物の現在価格の可視化や、生産量や天候などさまざまなデータを基にした将来価格の予測が可能だ。
これにより、属人的な要素が多く、ロスや機会損失が発生している青果物のサプライチェーンを、データによって最適化する。
また、現在はバイヤー自身が市場に連絡を取ったり、各市場のWebサイトなどで確認している青果物の価格を、ダッシュボード上で確認・比較することも可能だ。
価格を調べたり予測をしたりする際、青果物を選択して、日付や市場を選択することで情報を表示することができ、データに基づく仕入れの計画が可能だ。
さらに、各市場の価格を比較したり、昨年の同時期の価格と比較することもでき、仕入れの意思決定をデータドリブンに行うことができる。
加えて、担当する市場や青果物の設定を保存する機能や、指定の価格になった際のアラート機能なども備え、仕入れ業務の効率化を支援する。

その他にも、青果物の需要予測と、店舗での仕入実績などのデータを活用したダイナミックプライシングが可能。この機能と、店頭の電子棚札や店舗が活用している会員向けサービスを連携することで、最新のデータに基づく販促を行い、スポット特売品として販売機会を創出することができる。
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