i-PRO株式会社は、2つのカメラユニットを1台に収めた屋外用2眼マルチセンサーカメラを「Sシリーズ」に2機種、「Uシリーズ」に1機種追加し、それぞれ2023年4月と5月より販売すると発表した。
AIプロセッサー搭載のSシリーズは、8MP(メガピクセル)2眼、または4MP 2眼、エントリーモデルのUシリーズは4MP 2眼のカメラユニットを備えており、一般的な解像度である2MP(1080P)と比べて、各機種とも更に広い範囲を撮影できる。各カメラユニットは独立して方向調整が可能で、2台のカメラを必要とする場所でも1台で対応でき、省スペース化や導入コスト低減を図りつつ、広範囲を監視できる。
細部の撮影にも適しており、例えば1つのカメラユニットで工場の生産ライン全体を撮影しながら、もう1つのカメラユニットで作業中の従業員の安全を見守るなど、1台で複数の用途に活用できる。
またSシリーズでは、合計4つのAIアプリケーションをインストールし同時使用が可能だ。動体検知、ナンバー認識、顔検知、人物属性識別、車両属性識別、状態変化検知などのAIアプリケーションの中から自由に選択できる。
さらに、カメラ設置台数が減るため、施工に掛かる時間や工数の負担が削減される。1つの電源およびLANケーブルで2つのカメラユニットの映像を伝送できるため、設置時に配線の手間がかからない。
そして、第3者機関発行の電子証明書(Global Sign)に加えて、FIPS 140-2 Level3(※)に認定されたハードウェアを搭載することで、セキュア性能が高い映像監視システムを提供する。
※ FIPS 140-2:米国連邦情報処理標準規格(Federal Information Processing Standards)で暗号化モジュールのセキュリティ要件を定めた規格。Level 3は、政府や法執行機関など、高いセキュリティが求められる場所に適したレベル。
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