ソニー株式会社は、カメラ本体にAIを内蔵した、4K対応の旋回型カメラ「SRG-A40」と「SRG-A12」2機種を発売する。
両機は、リモートコントロールによるパン・チルト・ズーム(PTZ)のカメラワークが可能なことに加え、新たに「PTZオートフレーミング機能」をカメラ本体内に搭載している。
「PTZオートフレーミング機能」は、AIの活用によって狙った被写体(人物)を自動で追尾し、被写体の動きに合わせて構図まで調整しながらカメラが自動旋回しする。
これにより、カメラを操作するオペレータが不在であったり、カメラ操作に慣れていないオペレータでも、カメラ自体が被写体を捉え続けながら映像を撮影することができる。
さらに、被写体のクローズアップや上半身、全身の3つのアングルから画角を選択したうえで、構図を微調整することも可能。
自動起動設定をオンにすることで、カメラの電源を入れると同時に、「PTZオートフレーミング」を自動的に開始することができる。
なお、カメラの向きやズーム、フォーカスなどの情報は WEBブラウザ-などから操作の場合最大256個登録することができる。プリセットした情報の呼び出し時は、最大300°/秒(パン)、最大126°/秒(チルト)の速さで、カメラを向けたい場所に瞬時に照準を合わせることが可能だ。
「PTZオートフレーミング機能」の開始や停止は、付属の赤外線リモコンから制御でき、骨格検出、頭部位置検出、特徴マッチングなど複数の認識技術を組み合わせることで、マスクをしている被写体の追尾などを実行することができる。

また、タリーランプの点灯によって、被写体は「PTZオートフレーミング」が実行中であることを確認することができる。
画質性能は、4K対応裏面照射型CMOSイメージセンサ「Exmor R(エクスモアアール)」を搭載しており、人物の表情や講義での板書文字などを捉えることができる。

また、フルHD撮影時も4Kからのオーバーサンプリングにより高品位な映像の撮影が可能だ。
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