センスウェイ株式会社は、2020年7月より提供しているバイタルセンサを活用した安全管理ソリューション「ワーカーコネクト(Worker Connect)」に、新機能を搭載したアプリケーションを、2023年11月13日より提供開始する。
「ワーカーコネクト」は、作業員の健康管理や安全確保を支援するクラウド型の安全管理ソリューションだ。
作業員のバイタルデータや位置情報、転倒状況などを、無線通信技術「LoRaWAN」対応のバイタルセンサでセンシングし、作業場所の把握や健康状態の可視化と、異常時のアラート通知によって、熱中症の予防や転倒事故の検知を行う。
他にも、SMS・音声通知(アラートの際に直接管理者の携帯電話へ通知)や、ビーコン表示(ビーコンを使った屋内の位置情報表示)といった有料オプションも用意されている。

今回の新機能を搭載したアプリケーションでは、複数拠点運用といった大規模導入においても、グループ管理とセンサデータの取り扱いができるようになるなどの改善がなされている。
具体的には、「オーナー」「グループ管理者」「メンバー」の3つのアカウントタイプが導入され、権限ごとにアプリケーション上での各種設定のカスタマイズを行うことができるようになった。

また、作業員毎の皮膚温度・心拍数の閾値、および連絡先の設定を、オーナまたはグループ管理者権限で行うことが可能だ。加えて、皮膚温度の閾値には、下限を設定できるようになった。
センサから送信されるデータは、各作業員に紐付けられるようになり、1台のセンサを複数人で利用するケースにも対応が可能となる。
なお、一定時間以上センサからのデータが受信できない場合は、管理画面に通信エラーが表示され、アラートが送信されるようになっている。
さらに、ゲートウェイを設置した座標を設定できるようになったほか、センサからのデータをどのゲートウェイで受信したかが分かるようになった。
データダウンロード時には、抽出するアラートの種類を選択することができるようになっている。
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