エムエム建材株式会社(以下、MMK)とNTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は、鉄鋼業・建設業の資源循環業務におけるIT基盤「金属スクラップ・建設廃材資源循環プラットフォーム」構築をめざす実証実験を、2024年1月から開始する。
実証実験では、東京をはじめとする大都市近郊地域にて、鉄スクラップを中心とした金属スクラップ回収に、「金属スクラップ・建設廃材資源循環プラットフォーム実証実験用システム」を活用する予定だ。
このシステムでは、金属スクラップのトレーサビリティ確立に向けた、解体作業を行う建築物、作業場所、発生する金属スクラップの種類、重量、リサイクル事業者等の各種トレース情報を可視化する。

MMKは、建設鋼材・製鋼原料専門商社ならではの業界知見・ノウハウの提供し、実証実験に加わる総合建設業者や金属リサイクル事業者など、パートナー企業の誘致を実施する。
また、事業化へ向け、UI・UX向上に向けたパートナー企業へのヒアリングと検証を実施する。
NTT Comは、「金属スクラップ・建設廃材資源循環プラットフォーム」を実現するシステムの企画検討を行い、システム開発と実証実験の運用を実施する。
また、取得したデータの分析と有効性の検証として、UI・UX向上に向けたパートナー企業へのヒアリングを行う。
今後は、施主(建築主)、総合建設業者、解体工事業者、金属リサイクル事業者、鉄鋼メーカ、鉄鋼商社まで含む、ステークホルダーの課題解決に向け、「金属スクラップ・建設廃材資源循環プラットフォーム」の提供を検討していくとしている。

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