株式会社マイクロリサーチは、LTE回線をWAN側回線として利用できるLTE Cat.M1通信モジュール内蔵のIoTゲートウェイ「MR-NVT340」を、2023年1月15日から開始すると発表した。
「MR-NVT340」は、通信キャリアやMVNO事業者のSIMカードを用いて、有線インターネット回線を必要とせずに、LTE回線を用いてインターネット接続環境を構築できるIoTゲートウェイ製品だ。内蔵するLTE Cat.M1通信モジュールはマルチキャリアに対応しており、利用者に幅広い選択肢を提供する。

また、モバイル回線の通信状態を監視するための「回線監視機能」を搭載している。これにより、設定した宛先に定期的にPINGによる応答確認で回線状態の監視を行う事が可能だ。
さらに、「自動再起動機能」を搭載しており、決まったスケジュールで再起動を行う事が可能。無人環境でも安定した動作ができる。
ハードウェア面では、小型・軽量化を実現し、システムへの組み込みに最適であるのだという。LTE用アンテナ、無線LANアンテナも内蔵しており、設置環境に合わせてLTE用外部アンテナに切り替えることも可能だ。LAN側インターフェースは、2.4GHz無線LAN・有線LANポート(10/100Mbps)を搭載している。
一方、ソフトウェア面では、安定稼働と高セキュリティを実現するファームウェアを搭載している。
利用イメージとしては、各種センサ、自動販売機、コインロッカー、データロガー、コインパーキング、テレメトリー、産業機器、測定機器、検査機器、発券機などのIoTゲートウェイが想定されている。特にデータ通信量の少ない用途に適しているとのことだ。
価格はオープンプライスで、全国のシステムインテグレータ、通信会社、代理店、各種サービス提供会社を通じて、1月15日から販売を開始する予定だ。
なお、利用用途に合わせた機能を追加するファームウェアのカスタマイズや、OEM製品化といった要望にも対応している。
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