スターキージャパン株式会社は、最先端の半導体プロセッサとAI技術を搭載した新補聴器「Genesis AI」の販売を、2024年2月26日から開始する。
スターキーが開発した新型プロセッサは、ディープ・ニューラル・ネットワーク(DNN)と自動機能をチップに搭載し、人間の脳の聴覚機能を模倣するAI技術を採用している。
新型プロセッサは、これまでのスターキー製品の6倍のトランジスタを搭載しており、最大4倍の高速動作を可能にしているほか、システムメモリーは10倍に増加している。これにより、大量のデータ蓄積とデータ転送の効率化・高速化が可能となった。
さらに、電池消費量を約25%削減しつつ、従来品より高い処理能力を実現している。
新たに開発されたニューロ・サウンド・テクノロジーは、毎時8000万回のAIによる自動調整を行う。また、人間が本来持つダイナミックレンジ120dBに近づくことで、音の歪みを抑え、より自然な音を再現する。
「Genesis AI」は、「充電式耳かけ型」2種、「電池式耳かけ型」1種、「充電式耳あな型」2種、「電池式耳あな型」3種の計8種がラインナップしている。

低速・高速の2つの加算型コンプレッサの同時音声圧縮処理により、内耳の内有毛細胞・外有毛細胞のそれぞれの働きを再現。これにより、ユーザの残存聴力を最大限に活用する。加えて、新しい音声処理方式と加算型コンプレッサの連携により、子音がより明瞭になる。
さらに、新しいアプリ「My Starkey」を通じて、補聴器の機能をコントロールし、電話の通話音やメディア音声を補聴器にストリーミングすることが可能だ。
また、新しいフィッティングソフトウェア「Pro Fit」は、聴覚の専門家からの意見に基づいて一から新設計されているとのことだ。
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