古河電気工業株式会社は、ルータブランド「FITELnet」シリーズの新製品として、高速データ通信サービスに対応したVPNアクセスルータを発表した。
今回発表された新製品は、マルチキャリア対応5Gモジュールを搭載し、高速データ通信サービスに対応した法人向けVPNアクセスルータ「FITELnet F225」(トップ画左)と、10GbEインタフェースを搭載した「FITELnet F310」(トップ画右)だ。
これらの新製品は、異なるキャリア回線を利用した冗長構成の確保が可能で、BCP対策に貢献する。
さらに、FITELnetシリーズを統合管理するクラウドサービス「Fらくねっと」に対応し、管理画面上で装置状態やトラフィック量の監視が可能となっている。

加えて、IPv6接続サービスの国内標準プロビジョニング方式に対応しており、プロビジョニングサーバから取得した情報を使ってIPv4 over IPv6接続サービスを利用できる。
各製品の特徴としては、「FITELnet F225」は、マルチキャリア対応5G通信モジュール搭載によるモバイル回線の選択や、国内キャリアの5G回線やローカル5G回線が使用できるほか、2つのSIMスロット搭載に加え、5G sub6通信への対応や5G・LTEの電波状況見える化などが挙げられている。なお、将来的にはeSIMへの対応も検討しているとのことだ。
「FITELnet F310」は、省スペース設計でファンレスであるほか、従来製品からNAT/SPIのテーブル数を増加させており、集合住宅の10GbE回線接続ゲートウェイとしても利用可能だ。

なお、「FITELnet F225」は2024年3月15日から発売され、「FITELnet F310」は2月26日から発売を開始する。
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