OrionStar Roboticsは、スマート配送ロボットの「LuckiBot Pro」に、新たなトレー検出機能を追加したと発表した。
新しく追加されたスマートトレー検出機能は、トレーのカメラとレーザセンサを使用し、トレー上の物品の状態をリアルタイムで監視するものだ。
トレーカメラのカバー率は96%で、レーザセンサのカバー率は85%に達し、ほとんどの領域を正確に検出・認識できる。
配送画面内には、スマートトレースイッチ状態のアイコンが追加され、ユーザはトレーの動作状態をいつでも把握することが可能だ。
タスクを設定する際は、トレー上に物品が置かれていることを検出した場合、アイコンでトレーの検出状態を表示し、ユーザは次のトレーのタスク設定を続けることができる。
配送中にトレー上の物品が人に取られた場合、ロボットは即座に動作を停止し、「目的地に到達していない。先に取らないでくれ」とポップアップで通知し、音声でアナウンスする。
ユーザは「配送を続ける」か「次のテーブルに進む」を選択でき、配送タスクの柔軟性と正確性を確保している。
また、配膳ポイントに到達した後、システムは音声アナウンスと緑色のロックライトの点滅でユーザに受け取りを促す。30秒以内に完了すると、システムは「料理の受け取りが完了」とアナウンスし、ロックライトが点滅を停止し、ロボットは次の目的地に向かう。
30秒以後も受け取りが完成されていない場合、システムは15秒ごとに催促アナウンスを行い、タスクの受け取りが完了するまで続ける。
ユースケースとしては、レストランでの配膳効率を向上や、生産ラインでの自動配送が挙げられている。
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