NTTデータ、産業データの連携・活用を支援する総合サービス「X-Curia」の本格展開を開始

株式会社NTTデータは、企業間でのデータ連携・利活用をはじめ、データスペースの取り組みを支援するため、企業・組織間データ連携の総合サービス「X-Curia(クロスキュリア)」の本格展開を、2025年7月より開始する。

同サービスは、企業間でのデータ連携に取り組む事業者や、業界全体での共通基盤の構築を目指す団体に向けて、構想策定のコンサルティングからソリューション導入、運用までを一貫して支援するものだ。

NTTデータ、産業データの連携・活用を支援する総合サービス「X-Curia」の本格展開を開始
「X-Curia」の提供サービスイメージ

具体的には、企業や業界団体が取り組むべきデータ連携の構想立案を、戦略的な視点から支援する。

企業のビジネス環境や業界特性を踏まえ、必要なステークホルダーの巻き込みや、ルール・制度の整備導入に向けたロードマップ策定など、初期段階での企画・設計を支援する。

特に、業界横断での合意形成や制度設計など、構想段階での課題に対して、専門的なコンサルティングを提供する。

また、企業間データ連携ソリューションとして、認証・認可やコネクタ(データ交換用ソフトウエア)を提供し、データの保管場所や連携先を保有者自身が制御しながら他社とデータを共有することを可能とする。

加えて、秘匿化実行・可搬実行技術などの技術を活用し、複数の企業が自社データを開示することなく、統合的に処理できる機能を提供予定だ。

なお、高機密データの連携・利活用を実現する付加価値機能は、企業間データ連携のビジネスニーズに合わせて順次拡充予定だ。

さらに、業界団体や企業グループのニーズに応じて、必要な機能を組み合わせて提供する。

例えば、外部システムとのセキュアな連携や、機密データの統合分析など、具体的な課題に応じた対応が可能だ。

また、「X-Curia」で提供するソリューションは、政府関係組織などが策定したデータスペースのリファレンスアーキテクチャへも対応している。

構想策定後は、NTTデータの専門チームが、技術的な観点からソリューション導入を支援する。

データ活用や業界知見を持つ人材が、環境構築や機能選定、設計、運用体制の整備など、実装・運用段階における具体的な技術支援を提供する。

これにより、構想を確実に実現し、継続的なビジネス価値の創出につなげることが可能だ。

想定される利用ユーザとしては、自社内の部門間をまたぐデータ利活用を目指す企業や、業界横断でのデータ連携・利活用を目指す企業、データスペースの構築を検討する業界団体・コンソーシアム、データエコシステム形成を推進する官民組織が挙げられている。

今後NTTデータは、「X-Curia」のさらなる機能拡充と他サービスとの連携を実施するとしている。

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