ロボットビジネスを専門に行うロボットスタート株式会社が国内コミュニケーションロボット業界を俯瞰する業界マップ(カオスマップ)の最新版を作成し、本日10月31日より公開した。
今回の変更点
- 分類を32分類から39分類へ増やし、前回以上に項目の追加・細分化を行った。
- 2016年7月に公開した「国内コミュニケーションロボット業界マップ-2016Q3-」では、61種だったロボットを69種類まで増やし、その他アプリデベロッパー会社や各種サービスなどを150以上追加。
- アプリデベロッパーの数が前回の100社から202社へと増加。
ロボットスタートの調査所感
- ロボットが一定数発表されたことで、その周辺サービスが特に盛り上がりを見せており、アプリデベロッパーが急増している。
- ロボットを分類ごとに分けたことで、海外ではホイールで移動するコミュニケーションロボットが、国内では据え置き型のコミュニケーションロボットが多いことが確認できた。
業界マップについて
分類について
今回新たに追加された分類は以下7分類。
Amusement(娯楽)、Performer(パフォーマー)、Contest(コンテスト)、Voice Watermark(音声透かしエンジン)、Sensor(センサー)、Emotion Engine(感情エンジン)、Mass Production(量産)。
以下はこれまでと同じ32分類。
Design(デザイン)、Voice Recognition(音声認識)、Voice Synthesis(音声合成)、Facial Recognition(顔認識)、Microphone(マイク)、Machine Learning(機械学習)、Cloud Service(クラウドサービス)、Conversation Engine(対話エンジン)、Transration Engine(翻訳エンジン)、OS/Middleware(OS/ミドルウェア)、SDK(ソフトウェア開発キット)、Robot Hardware(ロボット)、Application Developer(アプリ開発者)、CMS(コンテンツ管理システム)、Application Market(アプリマーケット)、Service(サービス)、Consulting(コンサルティング)、Distributer(販売代理店)、Group(グループ)、LAB(研究所)、Shop(ショップ)、Rental(レンタル)、Research(調査)、Event(イベント)、Media(メディア)、Space(スペース)、Costume(衣装)、Education(教育)、Manufacturing(製造)、Fund(ファンド)、Projector(プロジェクター)、Servomotor(サーボモーター)
計39分類。
※国内の会社・サービスがメインの対象となるが、ハードウェアなど一部海外の会社も国内での利用見込みが大きいものについては対象としている。また、コミュニケーション機能を持ちながらも、一般消費者向けに製造されていないロボットについては、今回は対象外となっている。
対象としたコミュニケーションロボットの定義
産業用ロボット以外のサービスロボットの中から、会話や触れ合いによって人とコミュニケーションを取ることができるロボットをコミュニケーションロボットと定義し調査が行われた。
今後の予定
今後3ヶ月を目安に定期的に見直し、追加・修正を行い公開していく予定だという。
マップのダウンロード
フルサイズのPDFファイル(無料版)がhこちらのロボットライブラリからダウンロード可能。(ダウンロードにはロボットライブラリのアカウントが必要。アカウントの登録は無料。)
また、11月4日より有料版カオスマップの配布を開始。有料版はすべてのロゴに各サービスページ、各企業HPへのリンクが付いているという。カオスマップのリンクをクリックすることで詳細の情報を確認することができる。有料版のダウンロードURLは、後日ロボットスタートが運営するロボット情報WEBマガジン「ロボスタ」内で告知を行う。
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