ディーピーティー、スマート農業システムの開発に向けてAIの研究棟および自社圃場を開設

ディーピーティー株式会社では、自社開発のビニールハウス内環境制御システム「e-minori」の販売や、農作業の効率化を目指す新たな農業支援システムの開発を進めている。

このほど、e-minoriの動作検証および現在開発中の新システムの実証実験をおこない、更なる発展を目指し、岐阜県可児市に「AI-Lab 可児研究所」を開設した。

e-minoriは、ハウス内環境の測定と制御をリーズナブルに実現する複合環境制御サービスである。ハウス内外と土壌の環境をセンサーで測定し、測定データはクラウドにアップされる。PCやスマートフォン等の画面で制御ノードを操作して暖房機やCO2発生器、電磁弁等を遠隔操作できる。また、設置工事不要で、届いたその日から利用できる。

e-minoriにデータ予測処理や自動制御機能を搭載することにより、農作業の負担軽減に繋がる。例えば、ハウス内の温度を下げる際の「窓を開ける」「暖房を消す」などの複数の作業を、環境や状況を考慮し、選択肢の中からより最適な方法をAIが提案する。また、CO2排出削減や高騰する燃料費の削減により、コスト抑制に繋がる。

同施設では、実際の農業環境を整備し、e-minoriのAI統合制御と従来制御が稼働する予定としている。また、開発中のカメラも設置し、ビニールハウスで役立つ次世代のカメラシステムの検証も計画している。同社製品のAI制御の試験をいつでも見学ができる施設としても活用することも検討中とのこと。

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