株式会社ハタケホットケは、同社が提供する水田除草ロボット「ミズニゴール」のGPS自動運転型最新版・2024年モデルを、今春に提供開始であることを発表した。
「ミズニゴール」は、水田における自動除草ロボットだ。水田を走り回り、田んぼの水を濁らせることで、稲の栄養を奪う雑草の光合成を遮り、除草作業を自動化する。
今回リニューアルした2024年モデルでは、従来のラジコン型に加えて、GPS自動運転型を新たにローンチ。除草作業の自動化を実現した。
ハタケホットケから貸与するGPS計測機にて、田んぼの4点の座標を計測。走行データ(Waypoint)を作成し、クラウド上にデータを格納する。利用者はクラウドデータをスマホで選択することで、自動走行させることができる。
また、走行ルートの自動設定や範囲設定を記録することができ、複数の田んぼを保有する場合でも、「A畑、B畑」などと記録を呼び出すことが可能だ。
一度設定すれば圃場に置き、設定を呼び出すことで自動走行する。自動走行中は、土手の草刈りなど他の作業ができ、人力で水を濁らせるのと比較し、約15倍の除草作業の生産性向上が期待できるとのことだ。
さらに、走破性と耐久性も向上させ、国産モータ、ギア機構、トルクを使用している。
なお、「ミズニゴール」2024年モデルの生産台数は最大100台を予定しており、うちGPS自動版(実証実験)30台、ラジコン版70台を提供する。
2024年4月中旬以降から7月中旬のレンタル提供を予定しており、GPS版は長野県および近県(およそ100km圏内)で提供するのだという。
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