京セラコミュニケーションシステム株式会社(以下、KCCS)は、株式会社クボタが提供する営農支援システム「KSAS(ケーサス)」のサービスである「KSASシンプルコネクト」に、IoTネットワーク「Sigfox」が採用されたことを発表した。
「Sigfox」は、低価格・低消費電力・長距離伝送を特長とするグローバルIoTネットワークだ。KCCSは、「Sigfox」オペレータとしてインフラ構築およびネットワークサービスの提供を行っている。
クボタが提供する「KSAS」は、電子地図を用いた圃場管理や作業の記録、進捗状況などを見える化し、生産者の管理業務の負荷を軽減することができるシステムだ。通信機器搭載のクボタ製の農業機械(農機)と連携することで、作業記録の自動化などが可能になる。
今回クボタは、さらなるサービス向上のために、「KSAS」非対応の農機に位置情報を把握できる通信デバイスを後付けすることでの「KSAS」との連携や農機の一元管理へ向け、複数の通信方式およびデバイスを用いて実証実験を実施した。
その結果、デバイスラインナップが充実していたことに加え、両クラウド環境のデータ連携が容易で、ライフサイクルコストが安価である「Sigfox」ネットワークおよびデバイスを採用したのだという。
導入後、生産者が元々所有していた農機に「Sigfox」デバイスを後付けし、位置情報を自動取得することで、「KSAS」対応機と非対応機を一元管理できるようになった。
なおクボタは、「Sigfox」を活用した同サービスを「KSASシンプルコネクト」として、2024年3月から提供している。

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