アステリア株式会社が2018年10月から販売しているAI搭載IoT統合エッジウェア「Gravio」は、エッジコンピューティング型のIoT統合ソフトウェアである。ノンプログラミングと使い勝手の良さを重視した画面が特長で、AIを活用した認識技術の内蔵とマルチプラットフォーム対応などで活用シーンを拡大しており、現在約400ユーザーが利用している。
また、近年の企業におけるIoTの導入意欲はさらに高まっていることから、Gravioの使い勝手や機能を拡張しながらエッジコンピューティングの需要を喚起していく施策を進めている。
そして今回、アステリアはGravioの新バージョンとして「Gravio 3(グラヴィオ3)」の提供を開始した。また、Gravioの新バージョンにおいてアステリアの独自ブランドHub(Gravio搭載ハードウェア)の開発に成功した。
Gravio 3では、パソコン等がなくても約10cm四方のデバイスを置くとGravioが稼働する。また、顔認証技術や自社開発ブロックチェーンによる改ざん不可能な稼働履歴の保存などの新機能も搭載し、エッジコンピューティングの使い勝手を高めることで、普及の拡大を図る。その他の特徴は以下の通り。
- 対応制御機器の拡充(自社版、サードパーティ版)
- 独自開発ブロックチェーンによるセキュリティ強化
- Gravio Coordinatorによる管理機能の向上
- Intel OpenVINOを利用した顔認証/物体認識AIを追加
- エッジコンピューティングで高度な顔認証を実現
アステリアは、Gravio 3を2020年3月末にはトータル1,000ユーザーまで拡大することを目標に掲げている。なお、Gravio 3製品は0円のものから¥1,600,000/年(税抜)まで展開している。
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