沖電気工業株式会社(以下、OKI)は、道路を走行する車両の計数、速度検知、逆走探知などを行う映像AIソリューション「AISION車両センシング」の提供を行っている。
そして本日、「AISION車両センシング」の機能を向上し、車線ごとの渋滞状況や降雨雪時の立ち往生車両の検出、四輪車と自動二輪車の同時検出を可能とした「AISION車両センシングVer.2」の販売開始を発表した。
Ver.2では、従来の「AISION車両センシング」と同様に、AIの知識がなくても扱える汎用性の高い学習済モデルを搭載していることに加え、LTEや920MHz帯マルチホップ無線「SmartHop」などのインターフェースに対応。これにより、様々な設置環境において各種IoT機器と容易に連携することができる。
また、今回の機能向上にあたり、新たに道路の異常検出状況を監視センターの道路管理システムへ即時通知することができる、外部連携APIを開発した。
AISION 車両センシングVer.2の特長
渋滞の検出
一般的な平均速度による渋滞判定だけではなく、道路上の検出エリアに存在する車両の割合を識別し、低速車両の通過でも誤検出しない、実態に即した渋滞判定が可能。
立ち往生の検出
曇天時の映像データに霧・雪・雨などの気象条件を再現・合成し、AIが学習することにより、降雨雪時でも霧・雪・雨による影響を除いた、誤検出のない検出が可能。
自動二輪車の検出
多数のディープラーニングモデル候補から最適なモデルを選定し、OKIが保有する四輪車・二輪車の映像データをAIに学習させ、四輪車と自動二輪車の同時検出が可能。また、四輪車よりも小さい自動二輪車でも、四輪車と同程度の検出精度を実現。
外部連携APIの強化
道路監視センターへの即時通知が可能な外部連携APIを開発。
- 異常検出時に外部システムへ通知するプッシュ型API
- 保有する情報を、任意のタイミングで取得できるプル型API
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