株式会社ソラコムは 、セルラー通信(LTE)搭載のAIカメラ「S+ Camera(サープラスカメラ)」シリーズの新モデル、「S+ Camera Design」の提供を開始する。また、「S+ Camera」で使えるアルゴリズム「S+ AIマーケット」も開設したことを発表した。
「S+ Camera」は、Linuxベースの小型コンピューターとセルラー通信を搭載したAIカメラだ。汎用マウンタを利用して手軽な設置が可能で、AIアルゴリズムを開発しインストールすることで用途にあわせたAIカメラソリューションを実現する。
また、IoT技術により、専用コンソール画面から撮影した画像の確認や、AIアルゴリズムのリモート入れ替えが可能だ。
新モデル「S+ Camera Design」では、設置場所の多様化に対応し、幅は5cm、前後・斜めにカメラを回し角度調整できるようにしたほか、ピント調整や各種ワイヤー取り付けも可能になった。
「S+ AI マーケット」は、S+ Cameraの専用コンソール内に開設され、パートナー企業が提供する「3rd party アルゴリズム」の購入ができる。購入したアルゴリズムは、ブラウザ上で操作することで、セルラー通信経由でAIカメラに遠隔からインストールして利用することが可能だ。
対応アルゴリズム第一弾は、AI Dynamics Japanが提供する「Package20」で、商業利用が進む汎用的なAIアルゴリズム20種のパッケージだ。通行人カウントや滞在時間の計測、車などの物体検出やOCRによるナンバー検知などのアルゴリズムが含まれている。
「S+ Camera」新モデルは、1台あたり49,800円(税込み、送料別)、「Package20」は9,800円(税込み)で提供され、2021年12月1日15時より販売が開始される。
なお、「Package20」は12月31日までお試しキャンペーンとして無料で提供される。また、「S+ Camera」を購入する前に、リモートから実機の操作を試すことができる「トライアル機能」においても、「Package20」を順次試せる仕様にしていくという。
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