パナソニックi-PROセンシングソリューションズ株式会社(以下、i-PRO)は、AIプロセッサーを搭載したコンパクトなネットワークカメラ「i-PRO mini(アイプロミニ)」の、無線LANモデル(トップ画右)と有線LANモデル(トップ画左)の2機種を発表した。
「i-PRO mini」は、最大3つのAIアプリケーションをインストールして、カメラ上でエッジAI処理を行うことができる。
また、スマートフォンを利用した取り付け作業時の接続(無線LANモデルで対応)や、カメラの向きの調整、カメラの傾きがずれた時の通知と復旧など、取り付けや設定時に活用できる機能が搭載されている。
i-PROでは、2021年9月より映像を活用したソリューションを開発する企業を対象に、技術支援とコンポーネント供給を行っており、「i-PRO mini」は、i-PROが技術支援とコンポーネント供給を行っている企業向けに、2022年2月より新たなコンポーネントとして供給される。
主な特長
小型化
- 丸みのある形状と21mmの薄さ。
- カメラの本体内で発生する熱の伝達を制御し、AI機能を備えながら小型化を実現。
エッジAI処理能力と拡張性
- i-PROのハイエンドモデルと同等の性能を持つAIプロセッサーをカメラ本体に搭載。
- カメラ本体でエッジAI処理を行い、ネットワークやシステムの負荷を軽減。
- i-PROおよび提携パートナーが提供するAIネットワークカメラ用のアプリケーションを、最大3つインストール可能。
- 「プライバシーガード」と「混雑検知」のAIアプリケーションが標準搭載。
簡単で柔軟な設置と調整
無線LANモデル
- 配線の制限がある場所でも設置できる無線LANモデルを用意。
柔軟な電力供給
- 無線LANモデルの電力供給はUSB TypeC対応。一時的な用途の際にモバイルバッテリーが使用できる。
- 有線LANモデルはPoE(LANケーブルによる同時電力供給)とUSB TypeCの両方に対応。
カメラの取り付け・設定
- スマートフォン専用アプリで表示される二次元バーコードを無線LANモデルのカメラで読み取ることで、カメラの取り付けや設定を行う際に、映像の向きや設定を変更した結果をスマートフォンから確認することができる。
- 有線LANモデルでは、設定時に無線LANのアクセスポイントを使ってスマートフォンで画像確認が可能。
カメラずれへの支援機能
- 設置作業時のカメラの傾き情報をカメラが記憶。運用中に発生した角度のずれを検知して、LED点滅やメールで通知する。
- 復旧は、LED点滅状況やパソコン、スマートフォンの画面上に表示される傾きの情報(画角ガイド)を見ながら行うことができる。
盗難・いたずら防止・抑制
- 予め設定した画角からずれた時の通知機能は、いたずら行為の検知にも有効。さらに、盗難やいたずら行為への物理的な対策として、カメラ本体をセーフティワイヤーで緊結できるよう、ワイヤーを同梱している。
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