昨今、共働き世帯の増加や地域コミュニティの希薄化などに伴い、子どもを見守る人の目が不足している。
ビーサイズ株式会社では、AIが位置情報から子どもの生活パターンを学習して見守る「GPS BoT」を提供しており、小学校高学年の利用者が増え、塾や習い事に通い始めるなど行動範囲が広がったことや、コロナ禍における親子間で遠隔コミュニケーションの必要性の高まりが課題となっている。
しかし文部科学省は、小学校へのスマートフォンやキッズ携帯持ち込みを原則禁止としており、普段の生活で活用できるコミュニケーションツールへの高いニーズがある。また、ギガスクール構想などによって、子どもたちがデジタル機器に触れる時間が増えていることを懸念している親も増えている。
このほどビーサイズは、クラウド測位技術と音声によるコミュニケーション、見守りAIをベースに子どもを見守る、AI見守りロボット「BoTトーク」を公式オンラインショップで販売開始した。
BoTトークは、子どもが手のひらサイズのデバイスを持ち歩くことで、BoTトーク端末と専用アプリをインストールしたスマートフォンの間で音声メッセージの送受信が可能である。デバイス固有IDとアプリとの紐づけで承認されていない人とのやり取りはできないので安全とのこと。
また、AIが移動履歴や音声メッセージから家族の行動習慣ややりとりを学習し、よく行く場所や普段の行動範囲を学習し、異常があれば自動で知らせる。複数のGPS衛星に対応し、アシストGPSやWiFiクラウド測位などによってより正確な位置情報が把握可能だ。自宅や学校、習い事など登録した地点に到着・出発すると、自動で通知される。
なお、BoTトークの本体価格は6,800円(税抜)、月額利用料は680円(税抜)で音声メッセージ送受信無制限、複数人で見守り可能だ。
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