図研エルミック株式会社は本日、工場の監視カメラや高速カメラと、FA機器・センサー・BIツールなどとのデータ連携および相互制御を実現する、映像連携プラットフォーム「FA Finder」の、AI映像解析オプションをリリースしたことを発表した。
AI映像解析オプションでは、図研エルミックがユーザの製造現場で撮られたカメラ映像を学習用データとして活用し、ユーザに代わって学習済みモデルを準備しており、無償の事前確認サポートも提供する。
また、製造現場のカメラ映像をAI解析し、解析結果をBIツールやPLCと連携させる機能も搭載。AI映像解析とBIツールの連携で、解析結果と製造情報を併用し、異常原因の探索や異常の兆しを捉えることが可能だ。
さらに、解析結果とPLC等の制御装置との連携で、例えば、異常や異常の兆しに応じたロボットアーム等の自動制御も可能。
下図では、製造ライン上の塗装装置付近に設置したカメラの映像から、噴出ノズルの詰まりの予兆をAIが認識し、BIツールの製造情報とAIの映像解析の両面から不具合の原因探索にアプローチしている。
そしてAI映像解析の判定をトリガーに、PLC経由でノズル洗浄とロボット制御を自動手配する例が表されている。
つまり、カメラ映像を活用して、異常の原因究明から解決まで取組める統合プラットフォームとして活用することができる。
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