凸版印刷株式会社は、2017年よりAIの技術を用い、「プロモーション反応予測」「優良化予測」「離反予測」など、様々な将来の見込み度を予測するデータ分析サービスであるAIスコアリングエンジン「KAIDEL」を提供している。
そして本日、マーケティングにおける顧客行動予測の一連のAI運用サイクルを自動化するシステムを開発し、このシステムを活用してリニューアルされた「KAIDEL」を、2023年2月9日より提供を開始することを発表した。
今回開発されたシステムにより、これまで各企業の分析担当者により手作業で行われることが多かったローデータの連携からデータ前処理、顧客行動学習・予測(AIスコアリング)、予測結果の連携まで一連の運用サイクルを自動化することができる。
リニューアルされた「KAIDEL」では、現状の保有データ整理やAI取り組みテーマ策定からAI構築、運用の自動化までを、専門チームを編成してサポートする。
また、Google CloudのAIアルゴリズムと連携し、企業のマーケティング成果向上および内部生産性向上を実現する。
さらに、カスタマイズすることができ、後からDMP(データマネジメントプラットフォーム)やCDP(カスタマーデータプラットフォーム)、BI(ビジネスインテリジェンス)ツールやMA(マーケティングオートメーション)ツールなどの各種デジタルマーケティングツールと連携・機能拡張させることが可能だ。
凸版印刷は「KAIDEL」を、通販業界、小売業界、金融業界、サービス・インフラ業界などへ提供し、今後は、「AIの解釈性向上(XAI)」や「各種機能のモジュール化」を進めていくとしている。
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