日立が新組織「Generative AIセンター」を設立、生成AIの社内外での利活用を推進

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株式会社日立製作所(以下、日立)は、社内外での生成AI利活用を推進する「Generative AIセンター」を新設した。

生成AIとは、インターネット上の膨大なデータを学習し、画像、文章、音声、プログラムコードなどさまざまなコンテンツを生成することができる人工知能だ。

「Generative AIセンター」は、生成AIに対して知見を有するデータサイエンティストやAI研究者と、社内IT、セキュリティ、法務、品質保証、知的財産などの専門家を集結させたCoE(Center of Excellence)組織だ。

今後は、「Generative AIセンター」が中心となり、文章の作成・要約や翻訳、ソースコード作成など、生成AIを活用していくという。

具体的には、生成AIの利用を検討している顧客に対して、AIの活用に関する知見やセキュリティ・知的財産などの専門知識を組み合わせ、生成AIのユースケースや価値創出を支援するコンサルティングサービスを、2023年6月から提供する。

また、Lumadaアライアンスプログラムのパートナーである日本マイクロソフト株式会社との協創により、Azure OpenAI Serviceと、日立のクラウドSIを連携した環境構築支援サービス、運用支援サービスを提供する予定だ。

さらに、GlobalLogicや日立ヴァンタラなど、シリコンバレーのIT企業も含めた日立グループ全体で共有できるコミュニティを形成し、外部有識者やパートナー企業へのコミュニティ拡大が計画されている。

なお、「Generative AIセンター」は、生成AIの利用におけるさまざまなリスクを考慮した業務利用ガイドラインを策定し、4月末に第一版を発行している。

今後、業界動向を踏まえ、ガイドラインを継続的にアップデートしていくほか、社員向け相談窓口を設置し、問い合わせや相談にも対応していくとしている。

また、Azure OpenAI Serviceなどを活用した社内利用環境「Generative AIアシスタントツール」を整備し、5月末より利用を開始する。

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