株式会社富士薬品は、富士薬品グループが運営する「セイムス」をはじめとするドラッグストア(以下、「富士薬品ドラッグストアグループ」)において、マギー株式会社が提供する、購買体験をパーソナライズする店頭ストアメディア機「セイムスタッチ」を、全店導入することを発表した。
「セイムスタッチ」は、顧客の過去の購買データをAIが学習し、その日に使える最適なクーポンをパーソナライズして発券する店頭ストアメディア機だ。
端末には液晶サイネージも付いており、新商品のキャンペーン情報やリピート購入の促進など、クーポンと動画を使ったユーザごとのプロモーションを展開する。
2022年8月から東京都・千葉県の一部店舗(204店舗)で試験的に導入しており、その結果を受けて全店への導入を決定したのだという。
試験導入の期間に行った検証では、来店頻度や1人当たりのお買い上げ金額などの改善、各メーカの商品のリピート購買率が向上したほか、キャンペーンやサンプリングの投資効率の改善にも効果が見られたとしている。
今後は、2023年6月末までに関東圏の全店に導入、2023年9月末までにドラッグユタカを除く全923店舗への導入が予定されている。
また、学習した購買傾向から把握した顧客のニーズをふまえ、取引先メーカと連携し、クーポンの拡充とパーソナルプロモーションを展開していく計画だ。
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