株式会社エクサウィザーズは、企業情報に特化した検索エンジン「exaBase 企業検索」に、生成AIを活用した情報分析機能を提供することを発表した。
「exaBase 企業検索」は、独自のAI技術を活用して、各企業のホームページなどに含まれる情報を特徴量として分類。検索キーワードとの空間的な近さでマッチするかどうかを判定する検索エンジンだ。業種など、一般的な分類以外でも検索が可能。
今回「exaBase 企業検索」に追加された新機能に活用されている生成AIは、OpenAIの「ChatGPT」で、有価証券報告書から正確かつ新しい重要情報を抽出して文章化する。なお、ChatGPTにはエクサウィザーズのシステムからOpenAIのAPIを通してアクセスしている。
対象の有価証券報告書は、国内約3900社の上場企業で、最新の同報告書の「財務状態と状況分析」「事業等のリスク」「経営上の重要な契約等」の3つのカテゴリの情報について、それぞれ重要と考えられる5つのキーワードを抽出。対象の上場企業の経営戦略を簡潔に表示することで、意思決定を支援する。
例えば、エクサウィザーズの有価証券報告書の場合、「事業等のリスク」には約4000文字の情報が掲載されている。これを、今回の機能を活用して処理することで、上記画面のように、5つのキーワードと20〜50文字程度の10の文章として再構成する。
この機能は、「exaBase 企業検索」の標準サービスとして追加料金を設けず、2023年6月中に提供予定だ。
なお、今回の対応に伴って「exaBase 企業検索」を、2カ月間無料で試用できる企業向けのキャンペーンを実施する。
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