日本アクセス、富士通のSaaS型AIサービスを導入し買掛照合業務の効率化を実現

株式会社日本アクセスは、富士通株式会社が開発したSaaS型AIサービス「Fujitsu買掛照合AIサービス」を、取引メーカとの買掛照合業務の効率化を目的に導入し、2023年4月より運用を開始した。

経理業務では、食品メーカなどの取引先への請求データと自社台帳データの突き合わせを行い、会計帳簿に記載された買掛金の消込作業がある。

日本アクセスでは、約80人が手作業で買掛照合業務を行っているが、作業負担の軽減と人為的なミスへの対策が課題であった。

そこで「Fujitsu買掛照合AIサービス」を導入し、AIが過去の照合実績をもとに商品名や届け先名などを学習。明細単位での各社請求データと自社台帳データの照合を行った。

さらに照合された明細に対しては、一致するデータのパターンによって照合結果の正確性を示す消込確度を提示する。

消込確度の高い明細に対しては「確度A」、消込確度の低い明細に対しては「確度E」といった重み付けをすることにより、消込確度の高い明細は手作業での照合を簡素化、確度の低い明細はより重点的に確認を行うといった、手作業による再照合の効率化が可能となる。

今後は、約2年間の移行期間で、約600社の取引メーカの買掛照合業務において「Fujitsu買掛照合AIサービス」が利用される予定だ。

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