Idein株式会社は、同社が技術協力し、株式会社アイシンが開発するエッジAIカメラ「ai cast(アイ キャスト)」に対応するAIアプリとして、顔認証アプリ「Actcast ProfileInsight」、顧客行動分析アプリ「Actcast IDInsight」の提供を開始した。
「ai cast」は、これまで3種類のAI機能に対応していたが、今回新たに2種類のAI機能を追加した。
一つ目のAI機能は、顔認証アプリ「Actcast ProfileInsight」だ。

画角内の指定エリアに映った人物の顔が、事前に登録した人物の顔と一致した場合に、当該人物名とマッチングスコアを通知する。
特徴量はクラウドに保存され、ai castが定期的に更新を確認して自動でダウンロードする。
利用用途としては、オフィスや工場などの入退管理や勤怠管理のほか、イベント会場での入場者チェックなどが挙げられている。
利用料金は、カメラ1台あたり月額約1.2万円だ。
二つ目のAI機能は、顧客行動分析アプリ「Actcast IDInsight」だ。
画角内の指定エリアに映った人物の全身画像から特徴量ベクトルを抽出し、特徴量の突合により別人か同一人物かを判定する。
利用用途は、商業施設におけるフロアをまたいだ顧客回遊分析などが挙げられている。
利用料金は、カメラ1台あたり月額約1.2万円だ。
なお、ai castは、Ideinが開発・運営するエッジAIプラットフォーム「Actcast」と連携済しており、Actcast上で提供されているai cast対応アプリをインストールすることで、AI機能を活用することができる。
今後は、Actcastを活用したソリューションの開発やビジネスの支援を目的とする「無償パートナープログラム」を通じて、ソフトウェア開発パートナーによるai cast対応アプリの開発や、既存のクラウドアプリのエッジ化を促進していくとしている。
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