株式会社リコーは、リコー独自の自然言語処理AI技術でデータ分析支援する「仕事のAI」の新サービスとして、企業独自のAIモデルを作成し、学習推論できるノーコード開発ツールを新たに開発し、無償でのトライアルを2023年7月10日より提供を開始する。
現在、企業でも大規模言語モデル(LLM)が活用され始めているが、実際の業務に適用するためには、企業固有の用語や言い回しなどを学習させ、その企業独自のAIモデルを作成する必要がある。
AIモデルを作成するためのカスタマイズ(チューニング)には、専門の知識が必要で、手間と時間がかかるうえ、開発を外部委託する際、データの秘匿性も課題のひとつとなっている。
今回発表された開発ツールは、企業が大規模言語モデルを業務で活用する際に必要となるこれら企業固有の情報を、分類情報のサンプルデータとしてExcelで作成し、アップロードすることでAIに学習させることができるノーコードのAI開発ツールだ。
今回、製品版リリースに先駆けて無償でトライアル提供され、ツールの使い勝手や実際のデータを使ったAIモデルの効果検証が可能だ。
今後は、ノーコードAI開発ツールのほかにも、OpenAIのChatGPTやリコー独自開発の大規模言語モデルなどを活用した企業向けAIシステムの構築を進めていくとしている。
なおリコーは、2023年7月11日から13日まで東京ビッグサイトで開催される「DX EXPO 2023 夏 東京」に出展し、デモンストレーションを公開する。
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