兵庫県、人材育成などを目的にエクサウィザーズの「exaBase 生成AI」を採用

兵庫県は、2023年4月28日付で、全職員に生成AIサービス「ChatGPT」の適切な利用に向けて、必要となるセキュリティの設定や利用の留意点などを周知した。

その後、「ChatGPT等生成AI活用検討プロジェクトチーム」を設置し、同年5月15日に初会合を開催。「県行政での具体的な活用策」「留意すべき課題への対応」「市町との連携による広域的な対応等」について検討を進めるとともに、業務での活用の実証を実施するとしている。

その成果をもとに、2023年秋ごろを目途に、ガイドラインを取りまとめる予定だ。

こうした中、株式会社エクサウィザーズは、同社の生成AIサービス「exaBase 生成AI powered by GPT-4(以下、exaBase 生成AI)」が、兵庫県に採用されたことを発表した。

「exaBase 生成AI」は、入出力情報のセキュリティやコンプライアンス、利用状況の管理などの機能を搭載した生成AIサービスだ。

当面、100人程度を対象として試験的に兵庫県に導入される。

なお、2023年6月5日には、若手職員を対象に「ChatGPT活用研修」を実施し、生成AIの基礎知識や利用上の注意点、プロンプトエンジニアリングの基礎について講義した後、演習として各自が業務で活用できそうなプロンプトの実践をしている。

演習では、研修用のアカウントで、実際に「exaBase 生成AI」を利用して、「ゆるキャラのアイデア創出」「県予算記者発表資料の要約」「法改正に対応する施策のアイデア出し」「国土交通省が出している1000ページ以上の要領のPDFの内容を質問」など、政策に関連したプロンプトを参加者が考案して実行した。

これにより、ChatGPTなどの生成AIの基礎知識や、新規施策の検討でChatGPTを用いることを想定したプロンプトを習得し、庁内におけるChatGPTなどの生成AIの活用をリードする人材を育成を目指しているのだという。

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