コニカミノルタジャパン株式会社は、オンラインマニュアルサービス「COCOMITE(ココミテ)」において、テキスト生成AIであるChatGPTを活用した新機能「AIマニュアル作成アシスト」を開発した。
「COCOMITE」は、オンライン上で画像や動画を用いたマニュアルの作成、活用、管理、改善を運用できるプラットフォームサービスだ。
今回開発した「AIマニュアル作成アシスト」は、作成したいマニュアルのタイトルを入力することで、目次構成や説明内容の検討・下書きまでの作成手順をAIが提案するものだ。
AIが作成した内容をもとに、人が注意点やその企業ならではのノウハウを追記、修正することで、マニュアルを完成させることができる。
今回開発された機能には、テキスト生成AIのChatGPT APIを利用している。
なお、「COCOMITE」では、Microsoftが提供するAzure OpenAI Serviceを経由して利用しており、利用者がAIマニュアル作成アシストを利用した際に入力したマニュアルタイトルなどは、AIの学習には利用されない仕様となっている。
また、対話型ナレッジ検索では、利用者の利用環境ごとに専用のAIを用意して機能提供することで、他の利用者への情報流出のない環境でChatGPTを活用することができる。
現在、「COCOMITE」を利用中、またはこれからトライアルを始める企業を対象に、ベータ版(試用・評価版)の無償提供を2023年7月27日から開始している。
さらに、対話型AIを活用したナレッジ検索機能も開発中で、順次提供開始の予定だ。
「対話型ナレッジ検索機能」は、ChatGPTの技術を利用し、必要な情報に関連するキーワードや会話を投げかけることで、「COCOMITE」に登録済みのマニュアルからAIが回答を提示する機能だ。
前後の関連情報や注意点などの情報も交えて要約し、会話形式で提示することができるため、単なるキーワード検索以上に最適な回答を提示することができる。
なお、「対話型ナレッジ検索機能」の提供開始は、2023年11月頃を予定している。
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