株式会社うるるは、同社が開発したAIシステムを、入札情報速報サービス「NJSS(エヌジェス)」に搭載し、「業種検索機能」をリニューアルしたことを発表した。
「NJSS」は、全国の官公庁・自治体・外郭団体をはじめとした8,300機関の入札・落札情報を一括検索・管理できる業務支援サービスだ。
今回、「NJSS」がこれまで収集・蓄積してきた約15年分の入札・落札情報のビックデータと生成系AI「ChatGPT」、そして独自開発の「機械学習モデル」を掛け合わせたAIシステムを自社開発し、NJSSの「業種検索機能」のリニューアルを実施した。
「業種検索機能」の精度を向上させるためには、まず膨大な量の入札・落札情報に適切なデータラベリングをする必要がある。
そこで今回は、生成系AI「ChatGPT」を活用し、「ChatGPT」だからこそ生成できる「単語」を、業種のデータラベリングに応用した。
また、「NJSS」がこれまで収集し蓄積してきた、約15年分の入札・落札情報(PDFデータやHTMLの情報など全て)をさらい直し、業種の学習用データに変換した。そのデータを用いて、「業種判定に適用した機械学習モデル」を自社開発し学習させた。
これにより、「業種検索機能」の精度は、従来の業種検索機能の精度を100として指数化した場合で、178%以上を実現することができたのだという。

なお、開発にあたっては、2022年4月にうるるが出資した株式会社Lightblueと協力体制を構築している。
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