株式会社モルフォは、ドライブレコーダ等で撮影した動画を、AIが要約する技術「Morpho Video Summary」(仮称)を、2023年11月20日より提供を開始する。
「Morpho Video Summary」では、用途に合わせてユーザが細かく要約ルールを設定するための、動画解析エンジンを提供する。
例えば「走行シーン検出エンジン」では、動画の中で自車が走行中のシーンを割り出すことができる。これにより、「動画の中で自車が赤信号で停車しているシーン(画面に変化の少ないシーン)をカットする」という要約ルールを作成することができる。
また、他の検知エンジンでの動画解析結果を組合せてエンジンごとに重み付け(優先順位付け)を行うことでの要約ルール設定も可能だ。
用意されている代表的なエンジンは、「走行シーン検知」「車両、通行人、信号機、二輪車シーン検知」「道路劣化シーン検知」で、他のエンジンも実装中とのことだ。
また、「Morpho Video Summary」では、こうした要約ルールを、ユーザが視覚的に分かりやすく作成するための専用GUI(画面)を提供している。作成した要約ルールを保存しておき、以降は、一定期間・一定量のデータを集めて一括処理を行う「バッチ処理」で全動画に適用するといった運用も可能だ。
なお「Morpho Video Summary」は、2023年5月に提供を開始した自動車分野向けAIソリューションパッケージ「Morpho Automotive Suite」の標準AI技術群に追加されるとのことだ。
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