アクセンチュアは、同社独自の生成AI基盤モデル「スイッチボード」を活用することで、生成AIをカスタマイズして最適なAIモデルに切り替えることが可能な新サービスを発表した。
今回アクセンチュアが提供を開始するサービスには、独自の生成AI基盤モデル「スイッチボード」に加え、カスタマイズ手法、モデル管理サービス、およびこれら新サービス活用に向けた研修プログラムが含まれている。
アクセンチュア独自の「スイッチボード」では、自社のビジネスニーズやコスト、回答精度などを踏まえて、ユーザ自身で最適なLLMの組み合わせを選択することができる。
なお、この「スイッチボード」 は、2018年からサービス提供中のAI HUBプラットフォームにおける生成AI活用機能を強化したものだ。
これにより、同じプロンプトに対し、モデル間で異なる解釈結果やパフォーマンスの差分を比較することで、最適なモデルの選定に役立てることが可能だ。
アクセンチュアは、特定のビジネスニーズやデータソース、さまざまな手法に合わせたLLMのカスタマイズを支援する。
また、プロンプトエンジニアリングと継続的なファインチューニングのためのマネージドサービスも提供する。
研修と認定プログラムにおいては、学術機関や企業と連携しており、例えば、スタンフォード大学の「人間中心のAI研究所」(Stanford Institute for Human-Centered AI)と共に、大規模言語モデルに関連するスキルを認定するスカラープログラムを創設するほか、保険業界の書類確認作業に対してHartford社と連携して、生成AI活用に向けた取り組みを進めている。
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