日本アイ・ビー・エム(以下、日本IBM)は、AIやデータ・プラットフォームIBM WatsonxなどのAI技術を活用し、戦略策定からシステム開発、運用、プロジェクト管理までを総合的に支援する「IT変革のためのAIソリューション」を体系化し、提供を開始すると発表した。
今回体系化された「IT変革のためのAIソリューション」では、システム開発や運用にAIを活用することで、省力化や生産性向上、有識者の知見の大規模言語モデルへの取り込みが可能となる。
実際、複数の企業で当ソリューションを適用した実証実験において、AIを活用したシステム構築モダナイゼーションとIT運用の自動化が生産性向上を実現したのだという。
「IT変革のためのAIソリューション」は、「AI戦略策定とガバナンス」「コード生成のためのAI」「テスト自動化のためのAI」「IT運用高度化のためのAI」「プロジェクト管理のためのAI」の5つから構成されている。
日本IBMはこれらにより、「基幹システムを含むITシステムの開発と運用のあり方を抜本的に変え、IT変革の加速を目指す」としている。
今後日本IBMは、2027年には分析、要件定義、設計/開発、テスト、運用における仕様書作成やテストを中心に効率化し、有識者によるレビューを含めても30%以上の効率の向上を目指す。
さらに2030年には、自動化に加え、有識者の知見を大規模言語モデルに取り込んだAIによるレビューの仕組みを構築することで、開発と運用全体で50%のスピード向上と効率化を目指すとしている。
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