株式会社Ever Growthは、生成AIに使われているLLM(大規模言語モデル)を、VOCデータ分析用に特化させたLLMモジュール「ニーズ可視化AI」を正式にリリースしたと発表した。
「ニーズ可視化AI」の特徴は、LLMを利用して、文脈単位で背景まで汲み取った解析・多次元タグ付けができる点だ。
また、LLMモジュールをVOC分析用に特化しているため、VOCデータが整備されていなかったり、分散したりした環境でも正確に機能する。
さらに、ツールを提供後は専門コンサルタントが伴走するプロジェクトとして提供するため、可視化されたデータの解釈や、具体的な対応プラン策定といった成果物として確認しながら、活用を徐々に進めていくことが可能だ。

成果物の形式はレポートで、内容としては「現状分析・課題/機会の特定・具体的な対策実行プラン」を含んでいる。
現状分析の内容は、カスタマージャーニー上の主に3つの領域に分けて記述される。具体的には、「商品/サービス自体とその広告」「デジタルチャネルでの受け皿 」「コンタクトセンタ」の3つだ。
Ever Growthは、成果物のレポート納品後も、示された対策プランを実行するフェーズでアドバイザー・実行代行などの形でプロフェッショナルが伴走する体制も有しているとしている。
なお、この「ニーズ可視化AI」を用いるプロジェクトでは、原則Microsoftが提供するAzure OpenAI Serviceを活用している。そのため、セキュリティ上の制約条件にも対応可能な体制となっているとのことだ。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!

IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。