スタディポケット株式会社は、岐阜市が自治体として全市的に取り組みを行う、中学校での生成AI活用の実証事業について、共同で取り組むことを発表した。
今回発表された実証事業では、岐阜市による実証モデル校「岐阜市立長良中学校」と、岐阜市の市内小中学校における管理職、各教科、学級担任、事務職など、様々な立場の教員を対象に、「教務」「校務」の両面から生成AIの活用支援を行う。
具体的には、文科省が定めるガイドラインに基づいたセキュアな環境のもと、スタディポケットが提供する学校向けの生成AIサービス「スタディポケット for STUDENT」と「スタディポケット for TEACHER」を活用し、岐阜市の中学校において効果検証を行う。
生徒には、「スタディポケット for STUDENT（生徒児童向け）」を提供し、授業内や家庭学習での復習などに、生成AIの学習支援を実施してもらう。スタディポケットの生成AIは、答えを直接的に教えない仕様となっており、個別最適な学びや探究的な学びを支援する。
教職員には、校務に特化した生成AIサービス「スタディポケット for TEACHER（教職員向け）」の提供を通じて、業務に生成AIが活用できるかどうかを模索する。
また、研修体制の整備やリスクを正しく理解するための啓蒙活動を、スタディポケットが教育委員会・学校と連携し、研修を含めた支援体制を整える予定だ。
今後スタディポケットは、学校・教育機関に特化した生成AIサービスとして、岐阜市での実証サポートを皮切りに、今年度の上半期において数百校規模での生成AI導入を進める計画だ。
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