株式会社NTTデータは、日本国内において、2024年11月以降、大規模言語モデルをクラウド上で利用可能とする、マイクロソフト社の「Model-as-a-Service(MaaS)プラットフォーム」上で、tsuzumiの提供を開始すると発表した。
tsuzumiは、NTT研究所が約40年蓄積してきた自然言語処理技術をベースにした大規模言語モデルだ。
日本語と英語に対応しており、特に日本語処理能力に優れている。また、小型軽量、テキスト以外のメディアも扱えるマルチモーダル対応といった特長を備えている。
加えて、少ないリソースでのチューニングが可能なため、固有の業界・業務特化型生成AIとしての利用が可能だ。
日本国内の利用者は、Azureのマーケットプレイスからtsuzumiを契約することで、Azure AI studio上でのチューニングやプロンプトエンジニアリングなどの、tsuzumiを用いたビジネスアプリケーションの開発とサービス提供を行うことが可能だ。
これにより、これまで利用者側で準備が必要だったtsuzumiの実行環境が、Azureのマネージドサービスとして提供され、利用者は即座にtsuzumiを利用開始できるようになる。今後は、2024年11月以降の提供開始に向け、開発・検証の作業を進めているとしている。
また、NTTデータは、同サービスを日本国内のみならず、グローバルに広く提供することを目指すとしている。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!

IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。