株式会社OneAIは、広告クリエイティブ生成AIプラットフォーム「OneDesign」を開発し、正式版を2024年7月1日より日本・台湾・香港・シンガポールの広告を運用する企業を対象に、サブスクリプションモデルで提供開始した。
「OneDesign」は、生成AIで広告クリエイティブの作成プロセスを効率化するプラットフォームだ。CVR推論によりクリエイティブを1枚10秒で生成する。
利用者が商品情報の入力と素材のアップロードをすることでバナーが生成され、PSDファイルでのダウンロード可能だ。
今回の技術には、画像生成過程において数種類の生成AIが活用されている。言語生成は既存の自然言語AIアルゴリズムであるGPTを活用し、画像生成はクライアントが持つ商品画像をREIMAGINE(by stability.ai)を通し、独自モデルで文字と画像を組み合わせる。
その後、Vision TransfomerとBERTモデル(by Google)を通し、類似度推定や推敲(すいこう)をおこない、最終的には数百万人の広告へのリアクションデータを元に、Facebook広告のCVR=コンバージョンレート(購入や申し込みなど)を高めることに特化した独自の生成アルゴリズムを実現した。
今後は、画像生成の仮説検証を積み重ね品質を高めると同時に、Meta以外の広告プラットフォームへの対応や多種の画像サイズ展開を予定している。
また、独自の自動生成アルゴリズムを活用し、日本・台湾への展開、英語圏含めたグローバル展開を実施する計画だ。
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