株式会社オルツは、上場企業のIR活動を支援するイー・アソシエイツ株式会社(以下、eA)と共同で、株主総会や決算説明会における質疑応答の準備のための想定問答集を、AIを使って自動的に生成するサービス「smartQA」を開発した。
「smartQA」は、eAがサービスの基本コンセプトを立案し、オルツが開発・提供する大規模言語モデル「LHTM-2」を基盤に開発されたサービスだ。
「smartQA」は、学習させたデータのみを使用して想定問答を生成するため、不要なデータを参照せず、AIが不正確な内容を生成する「ハルシネーション」を防ぐ。また、学習させた情報を時系列で整理するため、事実に即した出力が可能だ。

また、「自動」と「手動」の2種類の情報蓄積スタイルを選択可能なほか、「対話型検索システム」を装備している。
さらに、想定問答生成のプロセスで作成された、ライフログを備えた情報データベースにアクセスできる拡張性を備えているため、音声認識を活用した「答弁事前練習機能」では、AIが提示した質問に答える形で、IRに関する応答練習が可能だ。
利用環境に関しては、AIエンジンや情報を蓄積するデータベースを企業ごとに独立して設置するため、万が一の情報漏洩のリスクが最小化されているとのことだ。
提供プランは、2024年11月提供開始予定で、同時接続ライセンス数30、月間利用料税別120万円の「エンタープライズプラン」と、近日リリース予定のスモールパッケージが準備されている。
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