ウイングアーク1st株式会社は、同社が開発する主要製品全てに生成AIを適応することを発表した。
具体的には、帳票基盤ソリューション「SVF」 では生成AIによる帳票レイアウトの自動生成が可能になり、電子帳票プラットフォーム「invoiceAgent」 では、生成AI連携により 定型・非定型帳票のOCRが事前の読み取り位置設定不要で可能になる。これらは、2025年以降に提供開始予定だ。
データ分析基盤「Dr.Sum」では、自然言語からSQLクエリやPythonスクリプトの生成がすでに実装されており、BIダッシュボード「MotionBoard」では、2024年12月よりプレビュー版で生成AI連携によりグラフ・データからのインサイトを自動生成可能になる。
また、これまでコミュニケーションプラットフォームとして提供してきた「dejiren(デジレン)」は、今回AIプラットフォームとして機能を刷新し、大規模言語モデル(LLM)のインターフェースとして提供を開始する。
定型・非定型帳票のOCR処理や、各種サービスとの連携を皮切りに、さまざまなSaaSとの連携を図りながら、データ処理ごと(OCR・画像・音声解析)に最適な生成AIモデルを組み込んだ機能を、2024年11月より順次提供する。
ユーザは、各プロジェクトや業務内容に応じて適切なLLMを個別に選択・契約する必要が不要になり、「dejiren」を通じて自動的に最適なLLMを組み合わせた業務のデジタル化・DXを実現できるようになるのだという。
例えば、製造現場における不具合報告として活用した場合、顧客に販売した製品の不具合を現場から即座に報告することができる。「dejiren」DB内のマスタ情報を参照し、報告者は不具合製品の写真を「dejiren」に投稿またはフォームから選択形式による入力のほか、音声入力などによって簡易に報告することが可能だ。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。