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SBT、生成AIサービス「dailyAI」とマイクロソフトのクラウドストレージサービスを連携し社内データ活用機能を提供

SBテクノロジー株式会社((以下、SBT)は、同社が提供する生成AIを日々の業務で活用できるサービス「dailyAI(デイリーエーアイ)」が、マイクロソフト株式会社の提供するクラウドストレージサービス「SharePoint Online」と連携し、自社内のデータを生成AIに活用できる「社内ファイル」機能を追加し、2024年9月20日より提供開始したことを発表した。

「dailyAI」 は、Azure OpenAI Serviceを活用した法人向けのクラウド型生成AIサービスだ。入力情報が学習に利用されないほか、ユーザ認証やIPアドレス制限などのセキュリティ機能が搭載されているのが特徴だ。

今回発表された「社内ファイル」は、社内規定や企画書といった、社外秘情報を含む社内のデータに対して、セキュアな環境で生成AIとの対話を実現する機能だ。

具体的には、ユーザの環境の「SharePoint Online」に、「dailyAI」専用のデータ格納場所を用意することで、社内データを利用した生成AIとの対話が可能だ。ユーザの環境の「SharePoint Online」と連携するため、すでに「SharePoint Online」を利用しているユーザにとってはデータを二重管理する手間がなく、容易に導入することができる。

格納するデータは、最大10個までインデックス(分類)が可能で、検索対象となるインデックスを指定することで、より精度の高い検索結果を出力する。対応するデータは、Word、PPT、Excel、CSV、TXT、PDFだ。

SBT、生成AIサービス「dailyAI」とマイクロソフトのクラウドストレージサービスを連携し社内データ活用機能を提供
「 SharePoint Online」との連携で社内データをAIに活用

さらに、さまざまな業務に対応する、100種類以上の目的別プロンプトテンプレートが用意されており、必要なプロンプトテンプレートを選択することで生成AIとの対話を開始することができる。

SBT、生成AIサービス「dailyAI」とマイクロソフトのクラウドストレージサービスを連携し社内データ活用機能を提供
プロンプト例

加えて、生成AIへの質問に対する回答とあわせて、RAG(検索拡張生成)によって、「SharePoint Online」に格納された社内データの中から、回答と関連性の高いファイルデータを複数参照できるようになっているほか、ユーザの質問を自動解析し、より検索にヒットさせるためのクエリ拡張、検索結果のリランキング(再順位付け)などの組み合わせにより、回答精度を向上させているのだという。

また、「社内ファイル」の提供とあわせて、「dailyAI」のサービスラインアップを「lite(ライト)」と「standard(スタンダード)」にリニューアルし、全てのプランにおいて最新モデルである「GPT-4o mini」に対応した。

「lite」は、すでに提供している生成AIとの「ダイレクトトーク」機能、特定のファイルに対して生成AIを利用できる「アップロードファイル」機能を利用できるプランで、「standard」は、この2つの機能に加えて、「社内ファイル」機能の3つを利用できるプランとなっている。

今後は、「SharePoint Online」に加えて、他のクラウドストレージサービスとの連携を増やしていく予定だ。

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