SCSK株式会社は、Microsoft Azureに、顧客専用の生成AI環境を構築するサービス「生成AI統合活用基盤」を、2024年10月11日から提供開始する。
「生成AI統合活用基盤」は、顧客専用で、複数の利用者が共有できる生成AI統合活用基盤を、Microsoft Azureを活用して構築するサービスだ。
共通機能と個別学習・対話機能を分けて配置されているため、複数の生成AI環境の統合を可能にする。
例えば、複数テナント管理機能により、統一されたセキュリティを確保しながら、事業や業務ごとに異なる生成AI環境を1つの画面から操作することができる。標準の生成AIチャットと個別学習モデルを活用したチャットは、タブ切り替えで使い分けすることも可能だ。
セキュリティに関しては、ID連携、認証、アクセス制御機能を標準装備しており、アカウントやパスワードの管理、ログの取得などの共通機能を一元管理することができる。また、部署限定の情報は、他の部署から見られないように設定可能で、個別環境でユーザアクセスを制御できる。
その他の特徴としては、Microsoft Office 文書、PDF、CSV、HTML、JSON などの各種ドキュメントをRAGへの学習データソースとして取り込み可能なほか、テキスト検索、ベクトル検索、ハイブリッド検索など、複数の検索モデルを選択できる。
また、管理者向けには、ドキュメント管理、ログ確認用の機能が提供される。
価格は、初期導入が税抜3,000,000円で、サポートサービスが年あたり税抜1,500,000円だ。なお、その他のオプションメニューについては、別途問い合わせが必要とのことだ。
今後は、プロンプト共有やRAGのデータソースとしてMicrosoft SharePointの活用など、さまざまな機能を拡充する予定だ。
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