ストックマーク株式会社は、国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下、産総研)とAIST Solutions(以下、AISol)と協業し、生成AIシステム「産学連携ビジネスマッチング提案システム」の開発を行うと発表した。
このシステムは、産総研とAISolの2組織(以下、産総研グループ)と、AISol認定スタートアップであるストックマークが共同で開発を行うもので、産総研グループが保有する技術と企業の事業課題や社会課題を効率的にマッチングさせることが可能だ。
ユーザが入力したビジネスワードや社会課題から、産総研が保有する特許や技術の検索や、それらを活用した事業アイデアを出力することができる。
なお、同システムの開発には、ストックマークが独自に開発したLLMに加え、エンタープライズ企業300社からのフィードバックを得て、7年間蓄積してきた「ビジネスデータ」と「データクリーニング」、データをAI学習向けに変換する「構造化」、一つ一つの概念を理解し概念同志を結びつける「ナレッジグラフ」、「高精度なRAGシステム」などの技術を活用するとしている。
また、産総研グループがこれまでに取り組んできた共同研究や技術コンサルティングを通じて蓄積された、専門的な知識やスキルなど産学連携コーディネーターの豊富なノウハウを組み込み、産業界全体に向けて公開される予定だ。
これにより、企業と研究機関の連携関係を深め、今後のイノベーション創出をサポートすることが期待されている。
今後ストックマークは、開発するシステムを通じて、新たに産総研グループと協業し、産学連携市場をより強力に支援する予定だ。
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