システム計画研究所、AI画像検査装置「gLupe」を機能強化し長期モニタリングやフィルタリングなどが可能に

株式会社システム計画研究所は、AIの知識が不要で、1枚の画像から始められるAI画像検査装置「gLupe(ジールーペ)」の機能を強化し、「gLupe Ver.3」として販売を開始する。

「gLupe」は、製造業の検査自動化に特化したAI画像検査製品だ。同社が独自開発したDeep Learningエンジンを搭載しており、1枚の画像からAI学習ができる。

システム計画研究所、AI画像検査装置「gLupe」を機能強化し長期モニタリングやフィルタリングなどが可能に
ノーコードでAI学習している様子

さらに、自動検査のためのシステム構築も容易になっているのが特徴で、カメラやPLCに繋げることが可能だ。

今回のアップデートでは、より現場で使いやすくするための機能を集中的に強化した。これにより、現場導入時のシステム立ち上げ時間を短縮することに成功し、学習用画像データを収集開始してから最短5分で設定を完了できるようになった。

また、長期モニタリングに対応し、結果の分析やAIモデルの更新が簡単操作で可能になった。

さらに、カメラやPLCなどとの接続も容易で、生産装置や検査装置と連携するために必要な機能がすでに搭載された状態で提供されるため、新たに開発する必要がないのが特徴だ。

加えて、結果分析機能「gLupe Monitor」も標準搭載され、その日のOK・NG比率の表示や、何時にNG判定が多かったのかなど、時系列的な分析も自動で行う。

システム計画研究所、AI画像検査装置「gLupe」を機能強化し長期モニタリングやフィルタリングなどが可能に
検査結果のイメージ

目的の画像がある場合には、検査結果画像や製品画像の一覧から、様々なフィルタリング機能をして辿り着くことができる。

システム計画研究所、AI画像検査装置「gLupe」を機能強化し長期モニタリングやフィルタリングなどが可能に
撮影画像を整理しているイメージ

また、検査済み画像のOK・NG判定しきい値を後から変更することで、変更したしきい値での検査結果をシミュレーションすることも可能だ。これにより、画像ファイルを取り出しての再検査や、表計算ソフトによる計算を自前でする必要が無くなる。

今後は、刻印文字のOCRに対応する予定だ。製品のシリアル番号が刻印されている場合、その文字を自動的に読み取り、撮影画像のファイル名に含めることでトレーサビリティを担保する。

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OCRによる刻印文字読み取りイメージ

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