NTT Com、LLM汎用コネクタを活用しNTT版LLM「tsuzumi」とSalesforceサービスの連携を開始

NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は、Salesforceが提供する大規模言語モデル(以下、LLM)汎用コネクタ「Salesforce LLM Open Connector」を活用し、日本電信電話株式会社(以下 NTT)提供のLLM「tsuzumi」とSalesforceサービスの連携を開始した。

「tsuzumi」は、日本語学習データの質と量を向上させるアプローチにより、軽量なモデルでありながら高い日本語処理能力が特長のLLMだ。また、特定の業界における特有の言語表現や知識に対応するチューニングを、少ない追加学習量で実現できる。

こうした特長を持った「tsuzumi」を、Salesforceサービスと連携させることで、業界・業務特有の言語表現や知識など、ユーザの業務に合ったカスタマイズをもとに業務をサポートすることが可能となる。

NTT Com、NTT版LLM「tsuzumi」とSalesforceサービスの連携を開始
システム管理者向けのテスト画面イメージ。tsuzumiの選択が可能に。実装は2025年中を予定。

例えば、営業活動のためのソリューション「Salesforce Sales Cloud」においては、利用する業種・業界における用語を理解し、商談の議事を記録することができる。

また、カスタマーサービスとサポートのためのソリューション「Salesforce Service Cloud」においては、例えば特定サービスのカスタマーサポートにて適応することで、対応スタッフのアサインや、顧客の報告のとりまとめを行うことが可能となる。

NTT Comは、「tsuzumi」とSalesforceサービスとの連携によるソリューションモデルの検討にも本格的に取り組んでおり、業界特化型ソリューションや顧客体験の向上、人材育成や改善などの分野において、2025年中にサービス提供を目指すとしている。

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