エキサイト株式会社は、ユーザーが好む記事コンテンツを自動で表示する人工知能(AI)搭載のレコメンドエンジン「wisteria(ウィステリア)」を、2016年9月20日(火)から他媒体に向け外部提供を開始した。「wisteria」は、2015年11月より、エキサイトニュース、ウーマンエキサイトで導入・稼働されている。導入前と比較すると回遊性、収益性共に向上し、他媒体向けに外部提供するに充分な成果と判断し、今回他媒体に向け外部提供を開始に至ったという。「wisteria」の特徴は下記。
- ユーザー回遊性の向上
「wisteria」はエキサイトが自社開発した人工知能(AI)を搭載したレコメンドエンジン。ユーザーが閲覧した記事コンテンツをリアルタイムで自動的に解析・学習することによって、より興味を引きクリックしやすい記事コンテンツを選んで、ユーザー一人ひとりにあわせて表示する。また、利便性を重視し、ユーザーが利用しやすいデザインを提案。エキサイトでは導入前と比較すると回遊性が約1.5倍に向上したという。 - メディア収益性の向上
「witeria」はレコメンドエンジンと広告をセットで提供。レコメンドされたコンテンツの間に広告を設置することで、収益性を向上させる。また、ユーザーの興味関心にあった広告をシームレスに表示することで、ユーザーのストレスを軽減する。 - ワンタグで簡単実装
サイトにあったデザインの調整は全てエキサイトが行う。「wisteria」の提供先となるパートナーメディアは1タグを設置するだけで簡単に実装可能。
「wisteria」は、ユーザーが過去に閲覧した記事コンテンツ、および推薦対象となる記事コンテンツを、自然言語処理の技術を用いて解析し、ユーザーと推薦対象コンテンツのテキスト属性を決定する。またテキスト解析のみならず、デモグラフィックデータを用いてそれぞれ基本属性を推定する。これらの解析結果を元にユーザーとコンテンツとの関連度を計算し、そのユーザーに最も合ったコンテンツを推薦するという。
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・エキサイト(Excite)
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