株式会社インフォコーパスは、次世代IoTプラットフォームにAI(人工知能)を搭載した新サービス「SensorCorpus AI」(センサーコーパス エーアイ)を提供する。4月から実証企業を募集し、第2四半期にはサービス提供を開始する予定だ。
IoTプラットフォームSensorCorpusのクラウド側あるいはエッジ側にディープラーニング(深層学習)エンジンを組み込み、そこで学習した結果を利用することで、モデル化しにくいIoTシステムの全体最適化を自動的に行う。工場やメンテナンスサービスにおいて、設備の予防保全、機器の自動制御、機器の利用効率の向上などの様々な課題を持っている企業と共同で課題解決を行っていく。
SensorCorpus AIがもたらすメリットは以下の通り。
1.機器の自動制御(コントロール): 一般的なフィードバック・フィードフォワード制御でモデル化できない制御システムでも、ディープラーニングで生成される学習結果に基づき、最適な機器制御を行うことができる。
2.機器の最適化(チューニング): 複数の機器から上がってきた情報を分析・判断し、それに基づいて、SensorCorpusと機器のパラメータをファイン・チューニングしていく。これにより、機器の持つ性能を、最大限に引き出すことができる。
3.データ連携(インデクシング): 学習により収束した最適なパラメータを、ERPシステムや資産管理システム、他社のAIエンジンに渡して再利用できる。
SensorCorpusは、特定の環境に依存しない水平指向のクラウドベースのIoTプラットフォームとして、センサリングしたデータの正規化、ノイズフィルタリング、リアルタイム・プロセッシングを行い、複雑な事象の「見える化」や機器の制御を実現しているという。
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