エイザス株式会社が提供するAIサービス「Forecast-A1」により、今まで不明であった病院の医師の処方量を把握する事が可能となり、複数の企業での利用が始まってきている。「Forecast-A1」により、今ディテールすると処方獲得が可能な医師が分かる為、効率的なディテール活動が実現可能となってきたという。
現在まで病院の医師の処方量を知る手段は存在しなかった。その為、企業は、患者数によるターゲティング、更には、ターゲット医師に可能な限りディテール数を増加させるシェア・オブ・ボイスの考えが重要視されてきたという。しかし、製薬企業を取り囲む環境も変化し、より少ないディテール数でより効率的な活動に方向転換する必要性が高まってきている。
「Forecast-A1」は、製薬企業内にあるSFAのディテールデータと病院施設の売上げデータを独自のAIによる分析を行い、現在の医師の処方状況を指数化する事ができるという。これによりMRは今どの医師にディテールすれば処方を獲得できるかを簡単に確認する事が可能となる。また、ディテール数をかけても処方してもらえない医師も分かるため、ディテール内容の改善等を検討する必要性や上司に同行してもらう等の解決策の検討も早期に行えるとしている。
「Forecast-A1」は、独自の数理モデルを持つと共に、AIで機械学習する事もでき、その他にも様々な役立つ情報を確認する事が可能となるという。また、アプリケーションではなく、SFAのタイプにも依存しない為、アウトプットをWebで確認する事も、SFAに取り込んで利用する事もできる仕様になっている。医師の処方状況を確認できる事は、MRの生産性に大きく関わる。
更に、参加企業には様々なデータ分析から発見されたMR活動、Webプロモーション等を効率化する為の有用な情報が定期的にシェアされるため、これらの情報からも製薬企業を取り巻く環境変化に対して、素早く対応する事に貢献するとしている。
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・エイザス(A-zas)
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