ダイキンが提案する、空気・空調の新しい価値 —CEATEC JAPAN 2018レポート2

快適な室内環境をサポートするIoTソリューション「Beside」

ダイキンが考える空気・空調の未来像 —CEATEC JAPAN 2018レポート2
暮らしをサポートする空気のコントロールシステム「Beside」

職場や住居問わず、室内環境においてダイキンの中核となるIoTソリューションが「Beside」だ。一つのセンサーから「温度」・「湿度」・「臭い」・「CO2」・「PM2.5」を検知し、その状況に応じて各空調機器に指令を出すシステムだ。

従来のエアコンは温度と気流のコントロールと空気の清浄が可能であり、ダイキンの「うるるとさらら」では新たに湿度コントロールが追加されていた。そして、今回の「Beside」ではセンサーユニットによって新たに「CO2」と「PM2.5」を測定できるようになった。

思考力や集中力の低下の原因となるCO2濃度が高くなった場合には、外気を取り入れる吸気口の「IAQユニット」が開き、新鮮な空気を自動的に取り入れることができる。

ダイキンは、「Beside」を1~2年以内に製品化することを目指している。

ダイキンが考える空気・空調の未来像 —CEATEC JAPAN 2018レポート2
右が「Beside」システムのセンサーユニット。このセンサー単体で温度・湿度・臭い・「CO2」・PM2.5を検知できる。また、それらのデータはタブレットで可視化できる。

住居空間の空気について、興味深いコンセプト展示がいくつか見られた。その一つが、「眠り・起床をサポートする空気」を創り出すシステム「Sheep Sleep」だ(下図)。

ダイキンが考える空気・空調の未来像 —CEATEC JAPAN 2018レポート2
「Sheep Sleep」は照明であると同時に、ベッドの上で眠っている人の顔に空気砲を当てる機能を持つ。今回はデモのため、空気砲は白いスモークで可視化されている。ヒトの体動を検知する「ドップラーセンサー」(照明の手前にある球状の物体)も搭載しており、睡眠者の眠りの状態にあわせて温度をコントロールしたり、目覚めとタイミングで空気砲を当てたりすることができる。

天井にある照明が「Sheep Sleep」だ。しかしこれはただの照明ではなく、ベッドに向かって「空気砲」を放つ機能が搭載されている。今回はデモのため、白いスモークで可視化しているが、実際にはただの空気だ。また、空気砲の他にヒトの体動を検知できる「ドップラーセンサー」が搭載されている。

ベッドに入ると「ドップラーセンサー」が検知し、室内の照度を下げるとともに「ふんわり」と空気を当て、ゆりかご効果によって入眠をうながす。

また、「ドップラーセンサー」が検知したヒトの体動からは、その深部温度と睡眠の深さを推定することができるという。

もし、深い睡眠に至っていない場合は、深部体温に合わせて部屋の設定温度をコントロールし(他のデバイスと連携)、心地よい睡眠の環境をつくる。また、目覚めのタイミングで空気砲を放つことで、自然な心地よい目覚めをもたらすこともできる。

ブース担当者によると、「Sheep Sleep」は開発されたばかりであり、その効果や用途はまだまだ模索する段階だ。空気砲にアロマ成分を混ぜたりとさまざまな応用が考えられるが、これについても他の企業と一緒に検討していきたいという。

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