セコム、100カ所の特徴点から照合判定を行う顔認証検知システム「セサモFF」を発売

セコム株式会社は、顔認証検知システム「セサモFF(Face Finder)」を発売する。

「セサモFF」は、セコムがグローリー株式会社と開発した専用ソフトウェアと顔認証カメラ・顔認証PC・表示モニターなどで構成され、顧客の建物内に設置する顔認証検知システム。

顧客が登録した顔画像から100カ所の特徴点を抽出して照合判定を行う。また、顔の上下左右の斜め方向からでも検知が可能で、検知した顔の追加登録や、誤認識であったことを登録することで精度を高めていくことができるという。検知結果を警告灯やメールで通知することや、扉の開閉を制御することも可能だという。

詳細な特徴は以下の通り。

  1. 検知対象者の登録
    • 検知対象者のJPEG画像を取り込む方法と、顔認証カメラで撮影した記録画像の中から対象者を選択して登録する方法の2通りがある(※1)。
      セコム、100カ所の特徴点から照合判定を行う顔認証検知システム「セサモFF」を発売
    • 最大2万件の顔画像を登録することが可能。(1検知対象者に複数の顔画像の登録が可能)
  2. 検知ロジック
    • 検知対象者の登録画像から100カ所の特徴点を抽出、照合判定に使用することで、人物特定と他人との判別精度を向上させている。
    • 自動的に「任意角度の顔」を推定し、角度ごとに特徴量を補正させるので、斜め方向から撮影した場合でも安定した照合精度を保つ。
  3. 通知機能
    • 検知対象者を検知した際には、モニター上に画像を表示し、顔認証PCのブザー鳴動で通知。
    • 検知対象者毎に、赤・青・黄・緑などの表示色を設定することができる。
    • 警告灯での通知や、別途顧客手配のメールサーバーを経由して、eメールで通知することも可能。
    • 接点出力ユニットを用いて検知時にオートドアの開閉を無効とするなどの運用も可能。
  4. データ保存
    • 撮影した動画(約10日分)は顧客の建物内に設置した顔認証PCに保管(※1)。
    • カメラや日時を指定した動画再生や、撮影したカメラ画像から切り出した人の顔(検出画像)を来訪リストとして表示することが可能。
    • 検知した顔画像のみを履歴表示することも可能。(5,000件まで保存可能)

「セサモFF」を活用することで、例えば商業店舗や金融機関などでは重要顧客の来店を従業員などに通知する「VIP来訪報知」、病院や介護施設などでは患者や施設利用者が建物から出ようとした際にスタッフなどに通知する「無断離院・離設(※2)報知」といったことが可能となり、従業員・スタッフの省力化・生産性の向上を図ることができるという。

販売価格は2,150,000円(税別)だ(※3)。

※1 セコムが、顧客が登録・保管した顔画像を保有することはない。
※2 無断離院・離設:認知症の入院患者や施設利用者が、無断で外出してしまうこと
※3 メール用通信環境整備、カメラ設置工事、LAN工事は別途。

【関連リンク】
グローリー(GLORY)

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